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ICOを実施するときに最初に考えるべきこと

  • 2018年02月12日
  • ICO

ICOの実施方法や手順について日本語で調べてもそれほど多くの情報はでてきません。暗号通貨やブロックチェーン、ICOという言葉が一般的になってきたのは比較的最近のことなので仕方ないのかもしれませんね。

ICO案件の上位は1位がアメリカで3位がイギリス、4位がシンガポールと英語圏で盛んです。なので、英語で検索するほうがICOについての情報もたくさん見つかります。
※ちなみに2位はロシアです。気になる方はこちらをチェックしてみてください

ということで、今回はICO実施の際に必要になる情報をこちらの記事を参考にご紹介していきたいと思います。

プランニングの前に考えること

ICOを実施するにあたって考えることは盛りだくさん。なかでも下記の2つの質問は最初に答えを考えるべきです。

  • トークンの目的は?
  • 本当にICOをやりたい?

まずはトークンについて見ていきましょう。

トークン

トークンの目的やその機能等をしっかり考えるのは当然のことですが、そもそもトークンやブロックチェーンをつかう必然性はあるのかというところからあらためて考えてみてください。

あなたのプロジェクトがブロックチェーンプロトコル上のアプリケーションでなければならない理由が明確でない場合、ICOを進めるまえにもう少しブロックチェーンについてリサーチをすべきです。

例えば、イーサリアム上でアプリケーションを構築する際のコストは、AWS等のクライアント・サーバー・アーキテクチャーよりもはるかに高額になります。こちらで100万回のトランザクションをおこなった際のGasのコストとAWSのコストを比較してあり、Gasのコストはドルに換算するとAWSの約4千〜4億倍との試算がでています。

それに、Dappは基本的にクライアント・サーバー・アーキテクチャーを利用するアプリケーションとは異なります。ブロックチェーンの構成要素やこの新しいアーキテクチャー上で何が構築できるのか等を完全に理解していなければいけません。

まずはプロジェクトがDappである必要性を入念に確認したほうが良さそうですね。

次にICOについて見ていきましょう。

ICO

ICOはVCやその他従来の資金調達方法とは根本的に異なります。

一方でプラットフォームの使用権を売却しながら株式は譲渡せず、また一方でICO実施の1日目から上場企業となるのです。あなたのプロジェクトに関して巨大なコミュニティができあがり、ICOのあとも上手に付き合っていく必要があります。かなりの負担が予想されます。

あなたの行動はすべてトークンの価格に影響をあたえ、トークンの価格について山のように問合せを受けます。また、ICO実施の1日目からインターナショナルな企業であるべきですし、つねに長期的な価値を見据えて戦略を練る必要があります。

また、一般的に優れたブロックチェーンプロジェクトは従来のテック系ビジネスというよりオープンソース・ソフトウェアプロジェクトに近い形になります。ブロックチェーンである必然性と透明性を強力に維持していなければなりません。

今回はICOのプランニングのまえに考慮すべき点をご紹介しました。IPOと比較して費用もかからず迅速に資金調達ができるとは言え、ICOも簡単に実施できるわけではありません。まずは、あなたのプロジェクトがICOに向いているのかよく考えてみることからスタートですね。

FastWorksではICO向けにWebページの制作とホワイトペーパーの英訳をおこなっています。詳しくは下記をご覧ください。

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